小学1年の長男が先日、作文にこんなことを書いていた。 「おとうとは、さいきん手をつかないですわれるようになりました。 まだゼロさいなんですよ!じまんです」
二男の大志(たいし)はもうすぐ一歳。同じ月齢ならもう歩ける子もいるんだけどな。
思わず苦笑いした後、長男のまなざしにドキッとした。 発育がゆっくりであることは、覚悟をしていたものの、ほかの子との差が開いてくることに 内心穏やかでなかった私にとって、目が覚めるような愛情表現だった。 人はだれでもゼロからのスタート。出発点がどこであれ、そこからどれだけ頑張ったか、 大切なことはそれだけ。他のだれとも比べる必要はないんだね。
分っていたつもりだったのに、いつの間にか忘れていた。大志は大志なんだっていうこと。
お母さんも少しは成長できたかな。 (主婦・39歳=福岡市早良区) |