さよならの時の静かな胸 ゼロになる身体が耳をすませる 生きている不思議 死んでいく不思議 花も風も街もみんな同じ
呼んでいる胸のどこか奥で いつも何度でも夢を描こう 悲しみの数を言い尽くすより 同じ唇でそっと歌おう
閉じていく思い出のその中にいつも 忘れたくないささやきを聞く 粉々に砕かれた鏡の上にも 新しい景色が映される
始まりの朝の静かな窓 ゼロになる身体満たされてゆけ 海の彼方にはもう探さない 輝くものはいつもここに わたしの中に見つけられたから